感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年改訂版)
Guidelines for the Prevention and Treatment of Infective Endocarditis(JCS 2008)
1 うっ血性心不全
心不全の発現は,感染活動期の弁膜の破壊や弁輪周囲からの心内シャントによって急激に発症する.未だ感染が制御されていない場合は進行性であることが多く,予後を不良ならしめる重篤な危険因子である.NYHA 分類のⅢ-Ⅳ度の心不全はそれのみで緊急手術を必要とし,Ⅱ度であっても急性弁逆流による心不全や肺高血圧がみられる場合は手術適応である.
Ⅴ 外科的治療
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1 外科治療の適応と手術時期
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