感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年改訂版)
Guidelines for the Prevention and Treatment of Infective Endocarditis(JCS 2008)
 
 
1 菌血症群
 菌血症は,毎日の歯磨きや咀嚼など日常活動時によく起こる.しかし,感染性心内膜炎を引き起こすためには,ある一定時間,感染性心内膜炎を来しうる病原微生物の菌血症が持続することが必要であると言われている.そのような菌血症を来す手技についての認識が必要である.十分に消毒した皮膚を切開して行う侵襲的処置が,菌血症を誘発する可能性は低い.

Ⅵ 予 防 > 2 どのような手技・処置が感染性心内膜炎のリスクとなるか > 1 菌血症群

次へ