感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年改訂版)
Guidelines for the Prevention and Treatment of Infective Endocarditis(JCS 2008)
 
 
3 腸球菌(Enterococci)
 60歳以上の比較的高齢者に多い.脳梗塞・出血など塞栓による症状を除けば臨床的には亜急性の経過をとる.

 治療は併用療法を原則とし,アンピシリンとゲンタマイシンを投与する.ペニシリンアレルギーではバンコマイシンまたはテイコプラニンを投与する.治療期間はゲンタマイシンの併用を4週間とし,計6 週間行う.PVEの場合,併用期間は4 ~ 6週間とする.

Ⅲ 内科的治療 > 2 原因微生物が判明した場合 > 3 腸球菌(Enterococci)

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